誰だって仕事で失敗はしたくないと考えていると思います。
失敗をすると周りに迷惑がかかる、評価が下がるなどが理由ではないでしょうか。
全てにおいて失敗しないことはできるのか。
答えはNoです。誰でも失敗はします。
ただし、対策はできます。
この記事では失敗しないための対策についても書いておきます。
この記事を読み終えた時、失敗したくないという漠然な不安がなくなっていたらうれしいです。
仕事の失敗ってどんなもの?失敗はすべて同じではない
漫画「おおきく振りかぶって」に置き換えてみる
「おおきく振りかぶって」は高校野球を題材にしたスポーツ漫画です。
新しくできた野球部、メンバーはすべて1年生という西浦高校で、甲子園優勝に向けて一致団結して取り組んでいく内容です。
設定としては珍しくないですが、メンバーに圧倒的「天才」がいないのがポイントです。
「秀」のメンバーが「優秀」がそろう名門に勝つために努力をする。その内容は仕事にも応用可能です。
高校野球における失敗を試合で負けることとおいた時、すべての負けの価値は同じでしょうか。
答えは違います。
最大の失敗は甲子園につながる夏の大会で負けることであり、練習試合での負けとは比較になりません。
まずは失敗の大小を認識するところからスタートしましょう。
自分自身の仕事に置き換えてみよう
自分自身の仕事ではどうでしょうか。
失敗の大小は担当している仕事の責任の重さとリンクします。
仕事の難易度ではないということに注意してください。
難しい仕事が必ずしも重要ではなく、簡単な仕事だからといって軽視していいものではありません。
また、担当する仕事が自分自身で完結するものなのか、大きなミッションの一部なのかも認識しておきましょう。
自分では重要だと思う仕事が、会社にとってはたいしたことではないことはよくあることです。
仕事の責任の重さを適切に認識しないと、失敗に適切に備えることはできないのです。
失敗しないために失敗しよう
「おおきく振りかぶって」に置き換えてみる
高校野球には絶対に負けられない試合があります。そこで負けないために、練習試合などで色々試すのです。
高校野球の勝敗は特にピッチャーの能力に依存するところが大きいです。
加えて、過密スケジュールに耐え抜くために、控えピッチャーをそろえることも重要視されます。
西浦高校は1年生しかメンバーがいないため、選手層も薄く、ピッチャーの質・量ともに満足ではありません。
控えピッチャーの質を判断するために負け(=失敗)覚悟であえて練習試合で先発させたりします。
大きな失敗をしないために小さな失敗をしにいくということです。
勘違いしないでほしいのは、負けを目的にしているわけではないということ。
チャレンジのうえで負けるのであれば良しとする考え方であることをお忘れなく。
自分自身に置き換えてみる
会社ではっきりと「失敗してもいい」といわれる仕事はおそらくないと思います。
また、失敗してもダメージの少ない仕事でも、それが将来の失敗できない仕事の練習になるものだとは限りません。
将来担当するであろう失敗できない仕事を想定し、似ている仕事でチャレンジすることが重要です。結果、失敗であっても、本番で同じ失敗を繰り返さないように対策を立てられます。
失敗を想像しよう
「おおきく振りかぶって」に置き換えてみる
作中で、「緊張する時はどんな時?」と先生が選手たちに問いかけるシーンがあります。
選手の回答は、「ランナーが3塁にいるとき」でした。守備側であれば失点のピンチ、攻撃側であれば得点のチャンス。どちらも自身にプレッシャーがかかります。
その時に平常心に戻れるように、緊張をほぐすルーティーンを組み込むのです。
これは失敗の要因を想像し、要因とならないように対策をうつということです。
なぜ失敗するのかを想像し、それを取り除くことで成功に近づくことができます。
自分自身に置き換えてみる
担当する仕事で成功までのビジョンを明確にする。
そのための手段を検討する。
実行の妨げ要因になるものを想像する。
要因を排除する。
となります。
成功までのビジョンが描けない時は経験(失敗しないための失敗)が不足していますが、今更手遅れです。
その場合は、経験のある方に助言を求めることで、疑似的に経験し、ビジョンを明確にしましょう。
まとめ
いかがでしたか?漠然と失敗を恐れていた気持ちが少しクリアになったのではないでしょうか。
・失敗の大きさを認識する
・失敗してもよい、かつ今後につながる仕事でチャレンジする。そして失敗しておく。
・成功までの過程を明確にし、妨げ要因を洗い出し、取り除く。
これらを意識することで失敗への対策とすることができます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。